大型連休はどのように過ごしましたか。3日は雨が降りましたが、昨日あたりは絶好のリクレーション日和でした。私の場合もあっというまに休日が飛んでいった気がします。4.5には、丹沢山に行ってきましたが、思わぬアクシデント、途中で降りてきましたが、そのおかげで、山小屋ではなく近くの温泉に行って、猪なべをつっつきながら、うまいビールを飲み、温泉三昧を楽しみました。これもありかと思える楽しい山行?になりました。
今日のテーマは「大正デモクラシー」を読んでです。 著者は日本女子大学教授の成田龍一さんです。私のお客様でもあります。 宣伝をするわけではありませんが、読んで現代の思想状況の大きな背景になるこの時期を見つめる事が出来たことは収穫でした。 この時期は、普通選挙権の確立、納税額の制限をなくし憲政の発展、無産者政党が議会の議席を持つことになる時期です。著者は、三つの思想潮流が形成され絡み合っていくことをこの時期の特徴と位置づけています。一つは「民本主義」。帝国の発揚を進める上でも民主主義の発展をその立場から展開する。もう一つが「無産者運動」。社会主義の影響を受けながらも、大衆・民衆の立場、階級からの視点でとらえ、様々な運動の中核として力を持ってきます。もう一つが明確な国粋主義の台頭です。 大正が終焉し、明治を見つめ日本のアイデンティティを掴もうとする時期です。 水平者運動や無産者運動、婦人の解放についての議論。その中で戦後の民主主義を発展させてきた人の名前が綺羅星のように出現します。 日本共産党の出現もこの時期です。一方で普選を認めると同時に治安維持法を成立させ、弾圧体制を作りながら、大陸への進出という熱狂を作り出しながら歴史は進むのですが。
この時期を見ると今の憲法が、確かに国際的な民主主義の水準の反映が色濃いとはいえ、日本における民主主義、デモクラシーを作る運動の確かな手ごたえを感じる事が出来ます。どれだけの熱狂がこの憲法を包む事が出来たのか。ちょうど今の時期、憲法のテーマでいろいろ出てきますが、まさにその背景は日本の歴史の中に刻まれていることを感じます。読売新聞の世論調査でも、この十数年で初めて改憲世論が、その必要はないが過半数に及ぶ事態になっています。9条だけを言えば、6割の人が変える必要はないという意見です。地道な9条を守る会の全国での闘いが大きな影響を与えていることは明白です。
先日もメーデーに参加をしてきました。そこである職員から若い人を誘ったら「ドン引き」されました。といわれました。前回の参加で、警官が集会を守っていたり、雰囲気が合わないという理由だそうです。本当にその若い人は善良な職員なのだと思いました。私も、たまたま学生時代に、歴史の中には、歴史を作っていく力があることを知りました。民主主義を発展させるために、個人の自由と尊厳を守り発展させるために、強いて言えば自分たちの食い物を生活を獲得するために、常に権力と戦う力が存在してきたことを知りました。それまでは、そのような運動をしている人は過激派のように思っていましたし、自分とは関係ないと思っていました。天皇を天皇陛下といわないと何か悪い言い方をしていると感じるような青年でした。 今の生活は与えられたままでそのままにしていくならば、今の政府がイラク特措法に見られるように違憲判決が出るような事態が進行しています。民主主義はあたえれる物ではなく、それを守るものが戦い取らなければならないものです。実際、メーデーもその意義や歴史を知らなければ、ただ集会に出てデモをだらだらとするだけです。もちろん、自分にそのような自由や民主主義を踏みにじるような事が起きればその人は分かるのかもしれませんが、その時代は気がついたときには人々の自由も尊厳も奪われて、平和が破壊されてきたのです。 視野を広めて、自分の立脚点を見つめることは、若者としては、これからの自分を掴むためのある意味使命ではないでしょうか。 若い人は、常に新しいものを求め、社会がどのように変化するのか、そこに視点を持つ事が求められるのではないでしょうか。 歴史は、一人一人が作るということを十分にかみ締めて欲しいと思います。







Comments